神格
エオス(暁)
Dawn
別名: Αὔως, Αὔων, Ἠώς, Eos
暁の女神。断片58で βροδόπαχυς「薔薇の腕の」。死すべきティトノスを愛し、地の果てへ運んだが、その不死の朝々も彼を若く保つことはできなかった。サッフォーは彼女を、誰も老いを逃れぬことの証しとする。
読解の注記
- 第三・四巻断片 §58 薔薇色の腕の曙の女神
Αὔως(ここでは対格Αὔων)、曙の女神エーオース。βροδόπαχυς「薔薇色の腕の」はサッポーがほかでカリスたちに与える形容辞で、ホメロスの「薔薇色の指の」のアイオリス方言の対応形である。めぐり来る朝の女神が、おのれの夫の若さは保てなかった——それがこの詩の静かな残酷である。