人物
アッティス
別名: Ἄτθις, Ἄτθι
サッフォーの仲間の女性。恋の歌に幾度も名が挙がり、古代の読者は仲間に数えた。断片49は「遠いむかし」彼女を愛したことを、まだ「あどけない、優美のない幼な子」に見えたころを振り返る。
読解の注記
- 第二巻断片 §49 アッティス
恋愛詩に一度ならず名指される名。古代の風聞は彼女をサッポーの仲間のひとりとした。ここでの回顧——「遠い昔のこと」——は、いつくしみと見くだしをひとつの息に含む。「小さな、優美さを欠いた子ども」に見えた、と。
- 第五巻断片 §96 アッティス
この詩が語りかけられる、サッポーの集いの愛されたひと——去った女はアッティスの歌を愛し、彼女を女神にも似た、誉れ高きひとと見ていた。アッティスは歌集の各所に現れる。断片49では「ずっと昔に」愛され、断片131では逃げられ、ここでは残されて、サルディスから恋しさとともに想い出される側である。
- 巻不詳の断片、エピグラムと真偽未詳作を添えて §131 アッティス
サッポーの集いの少女。愛され、競争相手に奪われた。古代の証言はサッポーがもっとも愛した者のひとりに数え、ここではアンドロメダへの喪失が歌われる。