人物
サッフォー
別名: Ψάπφω, Psappho
本詩集の作者。レスボスのミュティレネの抒情詩人(前630頃〜前570頃)。アレクサンドリアで編まれた九巻は断片でしか残らない。自らの詩のなかで、アイオリス形プサッフォーと名のる。
読解の注記
- 第五巻断片 §94 サッポー
Ψάπφ᾽——詩人自身の名、彼女自身のアイオリス方言の綴りで、去ってゆく女の口に置かれている。サッポーが自分を名指す数少ない箇所のひとつで、この呼格があることで、別れの場面は独白ではなく、名をもち、答えることのできる相手との対話になる。
- 大いなる詩篇 §1 サッポー
詩人みずからの名乗り——彼女自身のアイオリス方言形プサッポーで——女神の言葉のうちに署名を置く。
- 巻不詳の断片、エピグラムと真偽未詳作を添えて §133 サッポー
詩人自身が名で呼ばれる——語り手はアフロディテだと古代人は推測した。失われた行は、その問いへの答えをついに聞かせてくれない。